創業20周年記念 代表者インタビュー
おかげさまで弊社は令和7年6月7日をもちまして、創業20周年を迎えることとなりました。
これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物でございます。心から感謝を申し上げます。
今回、創業20周年を記念して、代表である長 誠(おさ まこと)に、ヒューマン・データ・ラボラトリの20年間の歩みと今後の展望について話を聞きました。
--20周年を迎えた率直な気持ちを教えてください。
なんとか20年間、会社を存続させることができました。創業時は資金繰りに苦戦し、事業を続けられるのか不安な毎日を過ごしてきました。こうして続けることができているのは、「マイライフニュース」を応援してくださる読者やスポンサーのおかげだと思っています。
--ヒューマン・データ・ラボラトリを創業したきっかけは何でしたか?
世の中には、メーカーや販売店などのデータを基にマーケティングデータを提供しているサービスが多くあります。しかし、そうではなく、自分たちで消費者から直接データ収集を行えば、もっと価値あるマーケティングデータを創出できると考え、一念発起し会社を立ち上げることにしました。
--創業時に立ち上げた健康管理サービス「マイライフ手帳」について教えてください。
創業当時の20年前は、ケータイ電話の普及が急速に高まり、1人1台の時代が目の前という状況でした。ケータイ電話ユーザーから直接、データを収集し価値あるマーケティングデータを広く提供しようと考えたときに、自分自身の健康に関する情報であれば、データとして収集しやすいのではないかと考えました。健康に関する情報といっても、面倒な計測や入力の手間がかかってしまうと、なかなかデータが集まらないと考え、朝食・昼食・夕食・間食の有無、アルコールや喫煙・運動の有無、睡眠時間、健康食品の摂取などを気軽に入力してもらい、この情報を時系列でユーザー自身が把握・管理できるコンテンツ「マイライフ手帳」を開設しました。
ユーザーが「マイライフ手帳」を利用する際には、属性情報の登録が必須でしたので、どんな人がどのくらい睡眠をとって、朝食を抜くことなく、生活をしているのかといった情報を収集することが可能でした。
また、ユーザーにとっても、他の利用者に比べて、“睡眠が足りていない”“運動していない”“朝食がとれていない”ということが視覚的にわかるコンテンツや健康に役立つコラムなどを提供していたので、「マイライフ手帳」に毎日情報を入力してもらえると思っていました。
--健康管理アプリの先駆けともいえるサービスをケータイ電話の時代に提供していたのですね。
その通りです。サービス開始後は、「マイライフ手帳」の仕組みについて多くの関心を得ることができ、埼玉県の「彩の国 ビジネスアリーナ」という展示会で紹介する場を提供してもらった他、コンビニエンスストアのお弁当ブランドのキャンペーンに「マイライフ手帳」のシステムが採用されるなど、一定の評価を得ることができました。
また、「マイライフ手帳」というサービスの新規性から、新聞や雑誌、週刊誌など、さまざまなメディアに取り上げてもらい、徐々に認知度が高まっていきました。
--「マイライフ手帳」から、健康と暮らしのニュースサイト「マイライフニュース」へと事業をシフトした経緯を教えてください。
「マイライフ手帳」のシステムや考え方については、多くの共感や関心を得ることができましたが、認知度向上や新規ユーザー獲得に苦労し、利用者数がなかなか上昇しない時期が続いていました。また、当時はケータイキャリアの公式メニューに登録されなければ、コンテンツが日の目を見ることができませんでした。「マイライフ手帳」は、auの公式メニューには登録されていたのですが、NTTドコモは外部の申請会社を通さないと公式メニューに採用されず、ソフトバンクはボーダフォンを買収するかどうかというタイミングであったため、公式メニュー自体がどうなるかわからない状況でした。
そこで、自分たちで「マイライフ手帳」のユーザーを集めようと考え立ち上げたのが「マイライフニュース」です。インターネットのポータルサイトとして、「マイライフ手帳」で入力する情報に関連する、「食事」「間食」「睡眠」「アルコール」「運動」「健康食品」「美容」の新商品・新サービスをニュースとして紹介することで、幅広い人に「マイライフ手帳」に興味・関心を持ってもらおうと考えました。
当時は、インターネット上で、カップ麺や缶コーヒー、季節限定ビール、健康食品、化粧品、スポーツ用品などの新商品情報を網羅的に紹介する媒体がなかったこともあり、多方面から注目を集めるようになりました。
やがて、ケータイ電話からスマートフォンへと端末がシフトしていく中で、「マイライフ手帳」よりも「マイライフニュース」の閲覧数が大きく上回ったことを機に、「マイライフ手帳」のサービスを終了することを決断。「マイライフニュース」の運営に注力するビジネスにシフトしました。
--「マイライフニュース」は、健康・生活関連の情報を扱うニュースサイトとしては老舗サイトになりますね。
そうですね。本当に一から立ち上げたニュースサイトですので、スタート当時は業界認知度もほとんどありませんでした。そのため、積極的に取材活動を行い、情報ソースを広げていきました。そうした中で、大手ポータルサイトの「ライブドアニュース」への記事配信がスタートしたことに加え、生活者の健康意識の高まりもあり、業界を超えて媒体の認知度が拡大し、読者層も広がっていったと感じています。
--「生活の充実度調査」など自社で調査活動を行っている狙いはどこにあるのでしょうか?
「生活の充実度調査」は自主企画ニュースとして、2021年から行っている調査記事となります。毎年年末の12月に、その年の人々の生活に関する調査を行っています。経済的な充実や健康面の充実など、幅広い分野の中から、その年の充実度を発表しています。この調査を通じて、経済や社会環境が大きく変化する中で、生活者はどのような暮らしや生活ぶりに充実感を抱いているのかを伝えていきたいと思っています。
--今後の展望について教えてください。
「マイライフニュース」の認知度をさらに高めたいと思っています。また、読者とのコミュニケーションの場も広げていきたいと考えています。各記事に対する読者の意見を吸い上げるコンテンツや、定期的なアンケートを通じて、読者目線に立ったサイト運営を心がけていきたいと思っています。
--20周年を迎え、メッセージをお願いします。
「マイライフニュース」は、自分自身の生活に直結する新商品や新サービス情報を届けるサイトです。日々、様々なニュースが世の中を駆け巡る中、“新商品や新サービス情報であれば「マイライフニュース」”と思ってもらえるような情報収集やコンテンツづくりに励んでいきたいと思っています。ぜひ、日々の情報集めに「マイライフニュース」にアクセスしてください。
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